八朔が苦い理由とは

八朔が苦い理由とは

八朔を食べている時に、「苦い」と感じたことのある人は多くいるでしょう。でも、同じ柑橘類のみかんに苦みはありません。八朔の苦みは何に由来しているのでしょうか?その理由について、八朔に含まれる成分の点から説明しましょう。

 

 

苦みの正体はナリンギン

八朔が苦く感じる理由は、このフルーツに含まれているナリンギンと呼ばれる栄養素のせい。ナリンギンは柑橘類に広く含まれる苦みの成分で、グレープフルーツや夏みかんなどを食べたときに感じる苦みも、この成分が原因となっています。

 

とはいえ、果実だけを食べているのであれば、それほど強い苦みは感じないはず。というのも、ナリンギンは果実よりも、果実を包んでいる薄い皮の方に多く含まれているからです。どうしても苦みに抵抗がある人は、丁寧に薄皮を取ってから食べるようにしましょう。

 

気をつけたいのは、薄皮を取った後の食べ方。そのまま手で果実をつかんで食べると、やはり苦く感じてしまうことがあります。というのも、薄皮を触った指にもナリンギンが付いている場合が多いからです。薄皮をむいた後は手を洗うか、もしくはお皿に果実を移してスプーンで食べるのがいいでしょう。

 

すべての八朔が苦いわけではない

一口に八朔と言っても、甘酸っぱさや苦みは、固体によって微妙に異なっています。つまり、すべての八朔が一様に苦いというわけではないのです。

 

八朔に含まれるナリンギンは、八朔が栽培される環境によって増減します。もっとも関係が深い環境は温度。氷点下約2度を下回ると、ナリンギンが生成されやすくなることが分かっています。

 

八朔の収穫時期は毎年1月から2月がピーク。八朔の主な生産地は和歌山県、広島県、愛媛県で、西日本の温暖な地域に分散していますが、夜に気温が氷点下を下回ることは多々あるでしょう。それでも、気温は生産地やその年の気象条件によって変化します。つまり、温暖な年ほど八朔は苦みが少ないということになるのです。

 

苦いといっても、八朔ならではの味わい深さはその苦みにあると言えます。八朔の苦みが嫌な人は、少しずつ薄皮ごと食べていくといいでしょう。徐々に、苦みに慣れていくはずです。

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