八朔の皮を入れたお風呂の効果

八朔の皮を入れたお風呂の効果

お風呂に果物や植物を入れて保温効果を高める習慣は、日本人が古くから培ってきた生活の知恵と言えるでしょう。菖蒲湯や柚子湯は、その代表的な例です。八朔の皮もお風呂に入れることがありますが、では、その効果はどのようなものなのでしょうか?

 

 

生の皮と乾燥させた皮、どちらを使う?

お風呂に入れる八朔の皮については、生のまま入れるか、天日干しにして乾燥させて入れるかという、2通りの方法があります。

 

結果的には、2つの方法には大きな差はありません。ただ、八朔は出荷される際にワックスをかけられることが多々あります。生の皮をお風呂に入れるなら、まずは皮をきれいに洗うことをおすすめします。

 

一方、皮を乾燥させると、皮に含まれる油分がいくらか蒸発します。皮には肌を刺激する成分も含まれているので、より安全に八朔風呂を楽しみたいなら、乾燥させる方を選びましょう。

 

リラックス効果と保温効果に優れた八朔風呂

八朔風呂の第1の利点は、高いリラックス効果が期待できること。柑橘系の香りが浴室内にミストとなって充満することで、アロマセラピーを全身に受けているような気分になります。

 

しかも、八朔の皮に含まれるリモネンという油分には、血行を促進したり、血流を改善したりする働きがあります。ポイントはぬるめのお湯にじっくりと浸かること。時間をかけて血液を全身にめぐらせると、お風呂から出た後でもポカポカ感が持続します。

 

また、八朔のβ-カロテンには、風邪を予防する効果があります。粘膜を強化するβ-カロテンの作用は、鼻やのどから体に入り込んでくるウイルスを防ぐことにもつながるからです。
八朔風呂では、浴室に充満している蒸気を口と鼻の両方から吸い込むよう心掛けましょう。

 

肌が弱い人は注意が必要

リラックス効果や保温効果に優れた八朔風呂ですが、注意しておきたい点もあります。

 

八朔の皮をお風呂に入れたら肌がピリッとした、という声をよく耳にします。実はこうした現象もまた、リモネンの作用のひとつなのです。血行を良くするリモネンですが、一方で、大量に八朔の皮をお風呂に入れると、肌を刺激する結果を招いてしまいます。とくに、子供、敏感肌の人、肌に傷がある人は、注意が必要です。

 

なお、皮を天日干しにして乾燥させれば、リモネンはいくらか蒸発します。肌への刺激が気になる人は、皮を乾燥させてストックしておくと便利です。

 

八朔風呂は体が芯から温まる入浴方法のひとつ。八朔の食べ頃は冬場と重なるので、賢く八朔の皮を利用して、お風呂で体を温めましょう。

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