ポンカンとデコポンの違い

ポンカンとデコポンの違い

ポンカンとデコポンを、外見で区別することは十分に可能です。へたの部分がわずかに盛り上がっているのがポンカン、極端にボコッと盛り上がっているのがデコポンです。でも、ポンカンとデコポンには、形以外の点でも大きな違いがあります。

 

 

ポンカンとデコポンは親子関係

ポンカンとデコポンには、まずそれぞれの原産地において違いがあります。ポンカンはインド原産の柑橘類で、中国と台湾を経て、明治時代に鹿児島県に伝えられました。

 

一方、デコポンの原産地は熊本県で、ポンカンと清美と呼ばれるオレンジを掛け合わせてできた品種です。つまり、ポンカンとデコポンは親子の関係にあるのです。こうした関係を踏まえて、デコポンのポンはポンカンのポンに由来していると言われています。

 

デコポンの正式名称は「不知火」

デコポンという名前は、熊本県果実農業協同組合連合会の登録商標、つまり商品名です。よって、制度としては、JAに加盟している生産者の不知火が、デコポンの名称を名乗ることができます。

 

とはいえ、不知火をデコポンとして出荷するには、糖度が13%以上、かつ酸味のもととなるクエン酸が1%以下など、厳しい条件を満たしていなければなりません。つまり、デコポンは不知火のなかでも、とくに厳選された不知火ということになるのです。

 

なお、ポンカンという名前は、インドの地名「プーナ」に由来しているというのが定説。プーナが中国語の音韻体系に取り込まれ、ポンという音になったことで、日本ではポンカンと呼ばれるにようになりました。

 

ポンカンとデコポンの風味の違いは?

ポンカンは甘酸っぱい風味ですが、甘夏ほど酸味が強くないのが特徴。糖度は11%で、酸味よりも甘みの方が強く感じられる柑橘類です。また、ポンカンは1月〜2月に旬を迎えますが、1月に食べ頃になるのは高床系、2月に食べ頃になるのは低床系と呼ばれる品種です。風味の点で言えば、低床系の方が、甘みが強いと言われています。

 

一方、デコポンの方は品質基準でふれた通り、糖度の最低値が13%と規定されています。ポンカンと比べて、デコポンがいかに甘いかがよく分かるでしょう。なお、デコポンの旬は2月〜4月で、ポンカンよりも1か月遅れて始まり、2か月ほど長く続くことになります。

 

ポンカンとデコポンを比べると、デコポンの方が甘みの強いフルーツと言えます。とはいえ、ポンカンも柑橘類の中では甘い部類に入るもの。旬の時期に合わせて食べ分けると良いでしょう。

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